若い世代の入院
コロナでの入院する若者もいるはず、入院の心得と経験者の失敗談。

26 4月

Posted in on 26.04.21

中学生の頃、陸上競技で使う機材を準備中に太ももの裏を刺してしまいました。すぐに水で冷やしましたが血が止まらず、保健室の先生に診てもらいましたがただ単に治療テープを貼ってもらったので、全然治らずどんどんけがした部分が腫れてきました。すぐに水で洗い流したのがよかったのか、傷口にばい菌が入ることなく月日が経つにつれて傷口が自己治癒力によってふさがりました。怪我したところが原因で
走れなくなったということはなかったので不幸中の幸いでした。

病院に行った際にまず担当医の方から言われたのが、なぜこんなけがをしてしまったという事です。正直に言ったところ水で冷やしましたかと聞かれました。その日は治療テープを貼るということで治療は終わりました。治療室を出る際に「痛みや腫れが続くようでしたらまたご来院ください。」と声をかけていただきました。

数日たってから痛みはないのですが腫れてきたので病院に行ったところばい菌が傷口に入っているかもしれませんと言われたのでその日は入院しました。しかし入院と言いながらも先生が行ったのは、少し傷口を切って消毒したという事だけでした。治療中は麻酔をしていたので痛みはありませんでした。ただ、その治療のおかげで今では全く痛みもなく腫れもありません。

入院中にあって驚いたことは治療するときに先生一人で治療をしていたという事です。普通は隣に助手の方がつくと思うのですが担当医の方だけで行っていたので驚きました。その病院の場所も田舎にある病院だったので少し不安になりながらも治療していただきました。そのおかげで今では痛みもなく快適に日常を過ごしています。

治療が終わった後に「陸上競技をしているとお聞きしましたが後遺症が残ることはありませんよ」と優しく声をかけていただいたことです。当時自分は部活動に力を入れており、怪我で後遺症が残ったらどうしようという心配でいっぱいでした。しかし、治療が終わった後に担当の先生が優しく声をかけていただいたときにその心配が一気に吹き飛んでしまいました。

 

今思えばその先生が声をかけてくれたのは私に心配をかけないようにした優しさだったのかなと思いました。それが優しさだったとしてもあの言葉には当時感激しました。スポーツを経験している方ならわかっていただけると思います。

入院中に怖かったことは病院が遠くにあるのでその病院に行くまでに自転車で行く時が怖かったです。学校帰りに行くしかなかったので日が落ちて道路も暗い中で行かなければなりませんでした。ましてや怪我をしている部分が脚だったのでペダルを踏んで自転車を漕いでいるときに車に引かれたらどうしようと思っていました。脚が痛んでうまく自転車を漕げないこともあったのでかなり怖かったというか心配でした。

困ったことは部活動を一時的に行えなかったことです。怪我をしていた初期段階は痛みも腫れもあったので走ることさえできませんでした。毎日練習三昧だったのだから、ゆっくり家で過ごしたり友達とショッピングへ行くなどして楽しめばいいのに、走れなくても毎日部活に顔を出してせっせとマネージャーの手伝いをしていました。時間がたつにつれて痛みが引いていき走れるようになったのですが走れなかった期間のブランクがあるので本調子に戻るまで結構時間がかかってしまいました。

あの頃は純粋で本当に陸上競技に力を入れていたので、もし競技ができなくなったら、記録が落ちてしまったら、と毎日心配で仕方がなかったです。脚の筋肉は落ちますが他の筋肉の部位に比べてかなり早いので、自己記録まで戻すのに相当練習したという事が困ったことです。しかし今となっては人生はうまくいかないという教訓だったと思います。